春
「春に」
という合唱曲があって、私はその曲が好き。
そして、同じくこの曲を愛する人たちが周りにいるので、定期的に歌に対して想いを馳せている。
友人によれば、どうやらこうして生きていると、歌詞に沿って自分の人生のターンが変わっていくらしい。
それになぞらえるならば、私はずっと
「この気持ちはなんだろう」
「枝の先の膨らんだ 新芽が心をつつく」
の、ターンを生きていたと思う。
しかし、それが最近ちょっとだけ
「まだ会ったことのない全ての人と会ってみたい話してみたい」
の要素を、生活に感じるようになった。
非常に恐ろしいことである。
腰の重い女が、こんなことを考えているのだから。
何故、変わらなければいけないのだろう。
今の生活が続いていけば良いものを、何故、変わってしまおうとするのだろうか。
ただ、近頃は、
慣れている人に会うことより、新しい人に会う時ほど、自分の本質が垣間見える気がして、その感覚を大切にしたいと感じている私がいる。
いい意味で、様々な点で初心に帰りたいのだろう。
喜び
悲しみ
いらだち
安らぎ
憧れ
怒り
もっともっと溢れさせたい
自然に、自然に感情を流したい
私らしく生きることは本当に難しい
肩の力を抜いて、上手に呼吸ができる日をずっと待ち望んでいる。
なので、今年度中に、旅に出ようと思う