東京論
日々あなたを想い描く
ただそれだけで息をしている
馬鹿げてる馬鹿げているけど
あなたをみつけた
この街の名は、東京
…これはきのこ帝国の「東京」
私はやっぱり都会にほんの少し憧れている。…勝手に憧れているだけで、さほど手を伸ばすつもりにはならないけど。
「あの子は貴族」という映画が公開されて、原作作者のエッセイが面白かった。
【「東京」は地方出身者のわたしにとって、あまりに居心地がいい】
という、地方に生きる人間にとっては非常にセンセーショナルな見出しから始まるエッセイ。
あー
都会に住んだことないのに、わかる。この、東京の安心感。
・人が多い
・街が明るい
・ちょっとだけ最先端
もうこれだけでいいもん。
でも1番好きな理由はね、東京にいると「宝探し」が出来そうなところ。
沢山のものや人や要素が溢れる中で、自分の周りに何があって誰がいるのか。私は何に手を伸ばすのか。何を掴むのか。
東京にいると、世俗に埋もれる謎の安心感に包まれながらも、自分にとって大切なものをじっくり見つめられる気がして。
なんか、今でも憧れちゃうんだよなぁ。
大学受験に失敗してたら2年は横浜、2年は白金台に住む予定だった。
…白金台在住の私……
ちょっと見てみたいわ………
都会に住んで私は何を感じていただろう。
誰と居ただろう。
どんな夜を過ごしただろう。
絶対に今の職にはついていないだろうし。
いやー人生何が正解かわからんぞ!笑笑
…誰かに見つけて欲しいんだと思う。
東京に憧れる1番の理由は、雑多な人とモノに溢れかえる中でも誰かに見つけて貰えるんじゃないかっていう、そこの期待なのかも。
変なの。笑笑
「私」を「私」として見てくれる人間が、果たしてこの世界にどれくらいいるだろうか。
早く東京に行きたいな。わけもなくいろんな駅で降りてみたいし。ふらっと見つけたご飯屋さんに立ち寄りたい。メイドカフェとか入ってみたいな。東京の映画館はどんな感じなんだろう。ちゃんとキャラメルポップコーン売ってるかな。スクランブル交差点歩いてみたいな。やっぱり東京の空は狭いのかな。多分空気はそんなに綺麗じゃないよね。狭苦しいようでとても広い、そんな都会の中で誰が隣にいてくれるんだろう。
知ってるつもりだけど、世界ってめちゃくちゃ広いよね。
知らないことが沢山。
いい本に出会いたいな。
でもね、心と時間に余裕がないと読書ってできない。
リラックスする術を身につけたいと思う、2月も残り2日。