送辞

 

 

髪を切る決心をした

 

 

 

「髪、長い方が可愛いから切らないで」

 

 

という言葉を信じ続けていた

そんな季節から卒業しようと思う

 

 

 

 

もはやひとつの呪いだった

別に、髪を切ったところで求めていた何かが満たされるわけでも、何かが無くなる訳でもない。

なのにたったひとことが呪いのように付きまとって、ここまで苦しめられた。

 

 

こないだなんて、美容院の前まで行ったのに、勇気が出なくて引き返した。あほかよ。笑

 

苦しめられた、までいうと大袈裟だけど。笑

 

 

 

どうして人は懐かしさを手放せないのだろう。

 

 

でも、なんとなく、

もうすがる理由もない気がして

 

髪も一緒におさらばすることにした

 

 

 

 

 

 

「長い方が好きだから切らないで」

 

と言う人より

 

「自分が良ければなんでもいいんじゃない」

 

と言ってくれる人の方を信じるべきだと思う

 

のは、わかってたんだけど

 

 

長い方が好きだから、の、ほどよい束縛力に酔っていたかったんだろうなとも思う。

 

完全に自由でいるより、少し抑制されてるくらいの方が心地良い。私はね。

 

 

 

 

もういいや変な髪型になろうと

またどーせ伸びるし

 

 

 

 

 

髪切っちゃったら疎遠になるのが怖かったんだよね

でも別に今も疎遠だし

なんならずっと疎遠だよ(心持ちは)

 

 

 

どうでもよ

 

 

 

 

 

早く仕事辞めなきゃ

 

 

イメチェンして、さっさとアクティブになりたい

 

 

 

男の子みたいな格好したい

 

 

たまに凄く男の子になりたい時ある

それは、私が女でしかいられないからだと思う

 

 

男の子になって

大事な人をとことん大切にしたかったな

 

 

女の子って守られてなんぼみたいなところあるから難しい

私は女の子だけど、大事な人を守りたいなーって思う時もあるし、でもやりすぎると変だよなーって思って、普通の人になっちゃう

 

 

男の子だったら無条件で、大事な人を守れるのになー

 

 

 

それでも私は女の子なのだ

 

 

 

 

 

 

女子感覚はとても楽しい

私は結構好きだな、って、思う

 

 

 

 

眠い